続いては木遣り台上部からの映像です。高さとしては地面から3mくらいでしょうか。意外と高いところにあります。でか山運行で曳き手を囃す「木遣り衆」はこの高さから頑張っています。
挺子衆の仕事ぶりもよく拝見できました。とにかく七尾の市街地は道幅が狭いので巧みな挺子さばきで電柱、看板、家を避けなければなりません。今年の府中町でか山は幕一つ破ることなく、瓦一枚壊すことなく無事おさめることができたのも挺子衆のすばらしい技術だと思います。
大地主神社までもうすぐです!
大地主神社へ入る最後の大挺子(辻廻し)が郡町角で行われます。上から見るとまた迫力が違いますね。大梃子に「とんぼ」と呼ばれる木を合せ、固定します。「とんぼ」の両端にはまたロープがかけられ、下にいる人がバランスをとりながら大梃子を下に引きます。
大梃子にはだいたい 12,3 人がのり、木遣り唄に合せて力を込め、でか山 を持ち上げます。でか山が持ち上げられると一層木遣り台の高さが増し、 4m ぐらいにはなりますね。
辻廻しで大地主神社へ方向転換です。
辻廻しが終り、大梃子ででか山を元に戻します。この際に陣車は内部に収納され、再び4輪で運行になります。郡町角から大地主神社までは「ひきまわし」によりでか山の進行方向を調整しながら進められます。
朝山も残りわずかの運行となり一段と気合いが入ります。例年になく多くの曳き手の方に朝山の終りまで御付き合い頂き予定時刻よりも30分ほど早く進行させることができました。
先に大地主神社におさめられている鍛冶町でか山のすぐ後まで府中町のでか山を寄せていきます。