2003.8.25~8.26 – でか山車の新調



いよいよでか山の車新調作業が始まりました。場所は、皆さん御存じ?の造船会社です。やはり造船技術でつくられるんですね。大きさもこれまでの車に比べて 10cm 大きい直径 2m10cm になるそうです。



大きさもそうですが、部品の数も多いです。是迄使われてきたものは、3 層構造になっていましたが、今回の新規車は 2 層構造になるようです。それでも 2 層目の部品は各車あたり 17 コになるとのことでした。



数が中途半端なので、なにか縁起か伝統があるのかと尋ねたところ、単純に製作の段階で仕入れることができた木の大きさに合せて図面をひいたところ、この数になったとのことでした。ちなみに、上の右の木の板が図面 だそうです。。
2 層目の木のドアップ写真です。タバコと比べるとその大きさが一目瞭然ですね。これがまた重く、持った感じで 60kg 程度でしょうかね。



この日は、新しい車の 1 層目が全て造船会社に到着した日でした。ピカピカ光っているように見えるのは、表面にナイロン系のコーティングをしてヒビ割れ防止しているためだそうで、削ると普通だそうです。
もちろん人力で運ぶことは難しいので、車に備え付けられたクレーンをつかって工場内に運び込まれます。1 層目の重さは 1 t 強だそうです。ということは、完成すると車一つで 2t 近くの重さになりますね。。



クレーンから下された 1 層目の部品は挺子の原理をつかって転がしながら運び込まれました。ちょっとした手違いで大怪我しますので、皆さん慎重に作業を進めていました。
人の大きさと比べてもかなり大きいですね。新しい車が全て揃った場面にたちあえてとても嬉しかったです ^-^;;



工場内部での移動も、やはりクレーンで釣上げられて行われました。さすがに 1t は人力でコントロールするのは大変ですね。中央の軸穴にパイプを通し、パイプを釣上げる形で行われました。
工場内に運び込まれた後、車が転がり出さないように枕挺子をおいて固定していました。横に倒れたらどうするんだろう。。なんて恐いこともちょっと考えましたが、そこは人間の注意力でカバーということで。。