2004.03.28 – 止め挺子製作



位置を固定するために楔を作っています。もちろん原寸あわせです。ちょっとした削り具合いで固定される位置が変わりますが、おかまいなしにガンガン作っていました。柄を取付る前に木工ボンドを塗りまくります。あまり意味が無い気がするのは私だけでしょうか。隙間が無くなるのは良いことですが。。。むむむ。判断が難しい。



ボンドで位置を固定したら楔を打ち込んでいきます。これは非常に重要ですね。行程 6km を引っ張ったりでか山を止めたりする時の心臓部です。そして何よりもこの時点で丁度良い持ち具合になっていなければなりませ ん。



止め挺子と柄をガッチリ繋ぐためのロープが止め挺子頭部分の上部に取り付けられます。間単にほどけてしまうと問題ですので「さつま加工」で結びます。



アイ・スプライスというと分かる方もいらっしゃるでしょうか。これがまた結構大変です。結び方は各自で調べて見て下さい。覚えると結構便利かも。



あまりに難しいので皆さん真剣ですね。なんだかんだで私も 6 箇所ぐらい結んできました。ほどけたら御免なさい(笑)。事故にならなければよいのですが。。大体 1 箇所結ぶのに 10 分ぐらいかかっていましたね。



縛るのに時間がかかりますので総動員です。とはいっても止め挺子を作るのは基本的に実際に止め挺子の役割り(運行中に止め挺子を持つ人)が作ります。他人の作ったもので事故、怪我になると責任問題ですからね。特にでか山を止める最後の砦ですから、細心の注意の下で製作されます。しかし、これだけ大量の止め挺子を見たのは初めてでした。