どうしても上手くはめこみができないので作業現場でいきなり調整開始です。やっぱり同じ様に作った部材でもこれまでに使われてきた部材との相性がうまくいかないものが出てきますね。図面をひくだけなら直線が出ますが、長年使用されてきたでか山の部材は曲っていたりもともと直線でなかったりとクセがあります。
現場で採寸した箇所を大工さんが直接加工していきます。のこぎりとノミでかなり適当に(?)ガリガリやっているように見えましたが、やっぱり適当でした(^-^;;
とりあえず削ったものを何度か原寸あわせをして作っていきます。まあ、採寸する方が素人なのでそう簡単にはいかないですね。祭りは1年に1度ですが、でか山はこれから何十年と使われるので慎重に作業を進めます。
ようやく思ったように完成しましたね。しかし、例年よりもシビアな設計になっているような気が。。あまりにピタっと組込まれたので横揺れ、縦揺れなどで壊れないかちょっと心配です。地面では次の部材を準備するのに大忙しです。どれだけ人数がいても組み立てと部材用意の流れがかみ合わないと時間が過ぎるばかりですから。
例年よりも綺麗に組み上っているように見えるのは気のせいでしょうか。と色々な人に聴いてまわると「車輪」が大きくなっているのでバランスよく見えるそうです。
なるほど、なるほど。やはり新調された車輪の大きさにあわせてでか山は設計されているわけで、これが本来の姿なんですね。と言っている間に次の部材が準備されています。