2004.04.11 – 地山組み立て 2 日目



だし木の「ふし」とり作業がそろそろ完了ですね。昨年はノミやノコギリを使っていましたが、今年はハイテク道具で作業を進めたので効率が良かったんでしょうか。その替わりに木が焦げる良い香りがしていました。でか山組み立てでは皿(対角線上にかけられたロープをそれぞれ回して絞り、それぞれの力を殺すよう)に作られたもの)の製作にとりかかっていました。結構不思議な構造なのででか山を見学される場合にはぜひ見学下さい。



さて、先程具合いが悪く調整の必要があると判断された陣車を支える部材を加工しています。これがまたノミでの作業で、手作り感盛沢山です。職人さんの技の結集、集大成というところでしょうか。こちらの作業が終わらないことには先に進まないので、皆さん食いついていますね。なんだかミスショットも入っていました。。



どうやら、無難に収まったようですので、作業が再開されます。上段の部材をロープで固定する作業になります。まず、きれいにロープを部材の間に通し、コネ棒をロープの間に入れてねじることで部材間を圧迫します。



ねじった棒はでか山の部材に固定し、安定させます。この作業を約20箇所程度でしょうか行っていきます。他の場所を固定すると緩くなることもありますので、ねじる回数をおおよそで統一しています。



でか山の固定作業が進められている合間にも下では次の作業のための準備が進められています。これだけ大きなものを5日程度で組みあげてしまいますので、段取りが大切になりますね。下から見あげるとこんな感じです。結構巨大になってきました。登って作業するとさらに怖さが倍増です。



でか山の組み立て中に近くを「チョンコ山」が通りましたので、撮影してきました。チョンコ山は七尾の西地区で開催され、「でか山(大きい山車)」と比べて小さい(ちょんこい)ことからこのような名前がついています。