遠過ぎてわかりづらいかと思いますが、立方体のような山車の上に人形が飾られています。これを、でか山と同様に綱で曳きます。小丸山公園でのお花見時期と重なりますのでその帰りにでもお楽しみ下さい。
さて、でか山の組み立てですが、とりあえず今日の作業は終りですので新調された車輪にブルーシートをかけて雨の影響を出来るだけ防ぎます。境内での飾り作り作業も一段落ですね。飾り作業の現場を何枚か。。色々な道具がそろっています。
おはずかしい話ながら、でか山内部の補強のために使われるロープですが、いつもどのように締めているのかわからなくなりますので、写真で保存です。簡単に見えて意外と複雑です。
通す柱を間違えたら強度がええられないばかりか、ばらばらになる可能性もあります。柱ばかりでなく、通す向きも案外重要だったりします。ロープが重なっていたり、締まる方向にロープが束ねられていないとこれまた強度が確保されません。
てなわけで、充分すぎるほど(?)写真を撮っています。ミニチュアを精巧につくりたい方は必見です。それ意外の方は面白くないかも。昔の木造船もこのような創りだったという話です。現在木造船がほとんど生産されていないと思いますので、技術保存としての価値もありますね。力学的にもほとんど無駄がなく、かつ十分な強度が得られるようになっています。まさに歴史が生み出だした技術ですね。
でか山上段、下段に対角線方向にかけられたロープは「サラ」と呼ばれる技法で固定されます。それぞれのロープをねじりながらしめつけ、それぞれが元に戻る力(復元力)を上手く使って固定します。