でか山組み立て時期になりますと、七尾まだらの練習、木遣り唄の練習も並行して行われます。1年に数回しかおどらないので忘れることもしばしばですが、本番前には毎日のように練習がはいります。場所は印鑰神社社務所で行われます。約1ヶ月程前から夕方頃に子供木遣り、大人の木遣り、まだら練習、大木遣り練習を行っていますので、興味がある方はぜひ遊びに来て下さい。
練習はいたって真剣に行っていますので、本番さながらの雰囲気を楽しめるかもしれません。七尾まだら練習の続きです。全員が踊っているように見えますが、実際には監督がいて、厳しくチェックしています。伝統文化継承方法として興味深いものもあります。なにせ、全て目で覚えるしかありませんから。。
この後は子供木遣りの練習がありました。木遣りの練習ばかりではなく、礼儀作法もたたきこまれます。ということもあってか、子供木遣りメンバーは大変行儀の良い(?)子供ばかりです(^-^;;連続して写真が入っていますが、3日目のものですね。天候にも恵まれ、なり木と呼ばれる横方向の増強と登るための足場を作っていきます。全て荒縄で固定していきますので、ちょっとした緩みが命取りです。
下部でも荒縄で部材を固定していく作業が始まります。ひたすらなり木をしばりつける作業はかなりの時間を使います。拡大して見て頂ければわかりますが、1箇所しばるのに荒縄を3mぐらい使っています。ひたすら「だし木」にぐるぐるまきにして巻き付けた手元の部分を絞り、完成です。
絞り終わると「おとこ縛り」と呼ばれる、簡単ですが、絶対に!解けない結び方で固定します。これを失敗するとせっかくの荒縄が意味無しです。杭を打つ訳でもないのでこの荒縄の締めつけ強度が全てです。
実際に縛りつけたら大人が乗って、その強度を確認します。また、でか山から少し離れたところから監督が指示を出し、斜めになっていないかのチェックも入ります。非常に恐い作業はでか山頂上部まで一気に行われます。この足場を元に次の作業が進められます。