80 年間使用されてきた府中町でか山の車もついに作りかえられることになりました。でか山の部品全てには魂が入っているとのことで、解体の報告と御祓いのために印鑰神社にて祭事が行われました。
トラックに載せるとその大きさがよりわかりますね。2本は展示、寄贈されるそうで、今回解体に造船業者に持ち込まれるのは残りの2本となります。非常に名残惜しいですね。当日は各代表の方が集まり、玉串奉納され、式が催されました。次回は新しい車の製作風景です。おたのしみに!
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七尾港から出たばかりであまりの速さに挺子に塗る油がすこしこぼれてしまいました。すぐに砂が準備され、道路にまかれます。歩行者の皆さんもでか山の油で滑らないように気を付けてくださいね。さて、ここからは広い道路を一直線です。曳き手の皆様のおかげで、今年も七尾港から仙対橋までノンストップ運行でした。迫力がありましたね!!
広い道路とはいえ道が若干カーブしていますので挺子衆は気が抜けません。右の写真は「切り挺子」をかけているところです。こんな小さい挺子を使って「でか山」の進行方向をかえています。おっと。紫色の法被が「は挺子」をしています!!珍しい光景ですよー。
「は挺子」はまさに「でか山」の動力源です。全体重をかけ、挺子の原理ででか山を押します。暑いなかお疲れ様でした。わかりにくいかもしれませんが、右の写真では「は挺子」をささえる「まくら」も写ってますよ。
さぁ、いよいよ仙対橋に到着です。晴天のおかげで良い写真が沢山撮れました。昨年とはうってかわり、天候に恵まれすぎるのも贅沢な悩みですが、体力が奪われ、お酒がよくまわるので、厳しいですね。
五月会のみなさんも猛暑の中、お疲れ様でした。もう少しで休憩ですよー。がんばりましょー。
仙対橋での大梃子です。みなさん表情に気合いがみなぎっています。でか 山はわずかでも気を抜くと大怪我につながります。緊張がほぐれることはありません。
写真が増大したので更に一段増やしました。さて、5月5日は記念撮影から入りました。大手町角で夜をあかしたでか山の前で法被を着た人達が勢ぞろいです。ちょっと恐いですね。
あまりの人数に立ち位置などが大変でしたが、なんとか収まったようです。こうしてみると圧巻ですね。でか山が多くの人達に支えられているということを改めて実感しました。でか山も残すところ後一日。長期に渡って準備におわれて来ていた人達には大変感慨深い一場面だったようです。
皆さん少し緊張ぎみですね。。ということで、記念撮影でした。どんな写真になっているのでしょう。。きっとなつかしの「ウォーリー」状態だと思いますが。。
写真撮影が早かった(?)ため、すこし曳き出しまで時間がありました。そこで、ちょろちょろと写真を頂いてきました。後で見直してみると膨大な量でしたね。。
あまりお祭りとは関係ないですが、でか山に携って来られた方の記念ということでどんどん紹介してまいります。いや、本当にお疲れ様です。4 日から 5 日にかけては少し睡眠がとれたので皆さんリラックスムードです。
時間を持て余しているので、らくーな感じです。昨日の夜の疲れきった表情とはうってかわっていますね。しかし、中には飲む明かした人もいらっしゃったようで。。。
5 月 4 日午後 3 時 30 分から曳き出される「本山」に向け、ぞくぞくと若衆が集まってきました。つかのまの休憩時間での様子をおとどけしてい きます。
皆さん徹夜明けにもかかわらずかなり元気です。まだまだ先は長いですよー。魚町のでか山が先に出発し、見学に行く者、もうちょっと休憩をとる者色々です。また、方々から差し入れを頂きましてありがとうございました。
子供木遣りもここからスタートです。徐々に緊張感が高まります。
皆様、本当にお世話になりました。ばたばたと写真を撮らせて頂きました。本日のでか山も残りわずかですね。がんばっていきましょう。紫色の法被は副頭衆です。長年でか山にたずさわっていらっしゃり、わからないことがあれば何でも答えてくれます。赤法被は世話人で、要所要所で責任者となり活躍しています。
タスキがかかった人達はさらに責任の重い「指揮官」のような役割りを果しています。ぼちぼちでか山が動くとのことで、木遣り衆も準備が始まります。総代にも御写真を頂きました。曳き手の皆さんもぞくぞくと集まってまいりました。
でか山の全体像です。ついでに 3 台集結している時の写真も掲載しておきます。こうして見るとでか山の大きさが改めてわかりますね。重量 20t、高さ 12m はダテではありません。女性陣も準備万端です。ついに「本山」が動き出します。今回は「ダシ」が前になるのでカメラはでか山後方を撮影しています。
でか山後方では「若衆」が「は挺子」ででか山を押します。普段は「は挺子」 2 本で 2 本の後輪を押しますが、でか山が進みにくい登り坂、角地 では「は挺子」が 6 本用意され、後輪に 2 本づつ、前輪に 1 本づつ「は挺子」がつきます。「は挺子」を使わないときはでか山に「は挺子」の先端を載せ、でか山に付添ます。いつ「は挺子」の登場があるかわからないのでちょっとしたことにも気を配っています。
5月3日夜より、府中町でか山の若衆頭宅で「出立ち」といわれる集りがあります。これから始まるお祭りに向けて気合いを入れ、事故が無く、また皆さんに楽しんで頂けるお祭りになるように色々とお話がありました。
5月3日午後11時には印鑰神社において、神事が執り行われました。でか山の法被を着た人で社内は埋め尽され、でか山にたずさわる人の多さに改めて驚かされました。神主さんからでか山に備え付けられる御幤が渡されます。
若衆頭の御言葉を頂き、いよいよお祭りがはじまります!
曳き出しに先立ち、「七尾まだら」が奉納されました。ついにでか山がはじまります。いつにも増して多くの曳き手の皆様がお集まり頂き、快調に朝山が運行されます。
普通は見ることの出来ない運行中のでか山内部の様子です。丁度大手町角で辻廻しを行っている時の作業の様子です。大挺子ででか山が持ち上げられ、陣車が固定される様子です。
外では「は挺子」を持った若衆がでか山を後押しします。
深夜にもかかわらず多くの方のご参加ありがとうございました。でか山運行にたずさわる者もお陰様で気合いが入り楽しくでか山運行を行うことができました。
塗師町の「ちがい堀」では、「は挺子」が登場です。この、「ちがい堀」という名称は前田家の小丸山城の堀が塗師町で折れ曲っていたことからつけられたとのことでした。訛って発音すると「ちゅうがいぼり」になります^-^;;;
大地主神社へ入ることには夜も明けてまいりました。
朝山直前!でか山の飾りつけの様子です。前日の人形見で人形宿に配られていた幕を回収、神社内に保管されていた飾りを出し、とりつけにかかります。時間があまりないので、舞台、幕が一斉に取り付け開始です。
幕を張るのにも間隔を計測するための「棒」が準備されています。正確に幕を吊っておかないと見栄えがわるいですからね♪でか山の上の方から滑車で幕を引き上げています。
そうこうしている間に舞台の方もちゃくちゃくと準備が進行しています。
とりわけ難しい説明もいらないと思いますので手抜きで紹介です。どんどん写真を見ていってください。。。舞台の飾りも遠くからみるとあまり大きく感じませんが、作っているときは相当大変です。
クレーン車などでの作業も入りつつ、まったなしで仕事が進みます。幕はでか山内部から荒ら縄で一つ一つ丁寧に固定されていきます。外の状況が見えないので上手くつくるにはなかなか時間がかかります。
神社の方の準備も進みます。幕をはり、提灯を吊って掃除。単純なようで気の張る作業ばかりです。
つづいて「まくら」に荒縄をまいていきます。「まくら」は「は挺子」を使う時に挺子の原理ででか山を押す時に使われます。その数も多く、20本ぐらいはつくったでしょうか。。
写真が前後していますが、御容謝を。。神社前の提灯、幕はり作業です。また、でか山の舞台も完成しておりました。厳しいチェックも入ります♪
しかし、今日は本当に暑い日でした。皆さんお疲れ様です。
○おかさんから大量に頂きました写真です。ゆっくりとお楽しみ下さい。。女良浜通りで行われた人形見が中心となっております。
人形見が行われる人形宿は一般家庭をちょっとだけ改造して部屋の中に庭を作り出し、綺麗に仕上ます。外観もより見栄えがするように竹で垣根が作られたりします。
人形見にいらして頂く方に振舞う酒も用意されます。でか山ほど有名ではありませんが、人形見もまた七尾の青柏祭の一つとして皆さんに親しまれている行事です。
人形の前には酒、米、魚が並びます。その一つの米は赤飯が用意され、その量も半端ではありません。
部屋の中には生け花が用意されます。どんどん綺麗になっていきますね。完成まで図面も何もありませんが、それぞれの個性と例年のカンですばらしいものになっていきます。
こちらは、作事町と印鑰神社で飾られている人形ですね。どちらも金屏風も設置され、そろそろ完成といったところでしょうか。それぞれ個性的に仕上がっています。
印鑰神社前にはむしろ山が停車中です。。その一方で社務所の中ではもくもくと人形の飾りつけが進行しています。
ほんとうに良いお天気でした。女良浜の飾りつけもそろそろ終盤でしょうか。
写真がとてつもなく膨大な量になりました。お暇な時にどうぞ。。今回はむしろ張りです。良いお天気になってよかったですね。
でか山前後のムシロは前の山つくりで完了していますので、今回は左右の長いムシロをつけることになります。そのかたわらでは「は挺子」を準備しておりました。
横撮りの写真もそのままで、写真の順番もデタラメでご紹介していきますよ(^-^;;こうして見あげると骨組みだけでも結構な重厚感がありますね。さて、下の方でも色々と段取りが始まったようです。
でか山ムシロ部隊がぞくぞくとでか山に登っていきます。高所での作業になりますので「高目」がきく人が優先的に登りますが、結局はほとんどの人が参加しています。
ムシロが無い時のでか山は、かなり恐いです。高所恐怖症の方にはかなり厳しい作業となっております。
さて、1枚目のムシロが準備されました。これは、先日全員で作り上げられたものですね。縦に広げるととてつもない大きさだとわかりますね。クレーン車で釣上げられたムシロはまず上部が固定されます。
雨の中、やまづくり2日目に入りました。朝8時開始はやはりこたえます。お陰様で日頃の生活リズムの乱れが正常になりました。というくだらない話は皆さんにあまり読んで頂けていないようなので、今回はボリューム満載でお屆けしていきます。
2日目の作業はロープででか山を締めることから始まりました。でか山内部を見たことがあるかたは御存じだと思いますが、普通の家のように梁、柱で骨格を組みあげ、強度を増すためにロープで固定していきます。これで多少の揺れ、衝撃(止挺子)に耐えられるしなやかな「でか山」になります。境内では子供が太鼓の練習をしていましたので、ちょっとだけ紹介。本番では「でか山」舞台裏での活躍となります。
でか山の土台が完成したところで、「だし木」のとりつけです。これで、でか山の「船首」「船尾」が作られます。人力で持ち上げるのは時間がかかるのでクレーン車が登場します!。
下から見ていて思ったのですが、よく「でか山」がかやらないなー(横転しないなー)と感心しました。後で聞いた話ですが、絶妙なバランスで作られているので大丈夫だそうです。先人の知恵はすごい!だし木が一本一本丁寧にとりつけられ、まずは「とんがり」側の5本が取り付け完了しました。
新しく取り付けられた上段をロープで固定していきます。荒縄を下で準備する者、でか山に登り、各部分を固定していく者が連携し、手際良く作業が進行します。「でか山」は60人程の人手で組みあげられていきます。
ついに木遣台を固定する木がとりつけられます。よくよく眺めていると「でか山」で使われている部材はそれぞれが役割りを持ち、実にスマートに無駄なく設計されていることがわかります。でか山の製作技術は「船大工」の知恵だそうで、これが何百年と前の技術立というのにもまた驚かされます。なんとなく「でか山」らしくなってきました。本当に雨の中ご苦労さまです。
大きな作業の後には細かな作業が続きます。でか山に登る子供の安全のため、新しく組みあげられた部材をロープで固定していきます。上段の部材は小さなものが多くなるので固定するロープの数も多くなります。
一つ一つを手作業で手際よくこなすことで、仕事が進んでいきます。やはり、雨が厳しいですね。寒さもあり大変な山づくりとなりました。ホント、天気が一番です。上段、下段の連結も進みました。ラストスパートです。
下段の梁に強度を持たせるために「荒縄」でさらに補強していきます。「でか山」に登る子供達の安全のため!(子供ばかりではありませんが、、)より頑丈なでか山に仕上げます。
でか山前後の「藤つる」がかけられ、本日の作業もほぼ完了です。府中町の「でか山」は子供達の間で登りやすいことで有名ですが、部材の数が多く、縄での補強が多いからだとも言われています。駆け足で紹介してまいりました。いよいよ「ムシロ山」まであとわずか。楽しく、安全なでか山をお楽しみに!
前日は雨が降っており、当日の天候を気にしていたのですが、日頃の行いもよく(!?)すっきりときれいに晴れ、暖い春の一日となりました。本日の作業内容は、飾り出し、枝落し、大梃子準備、むしろ編みです。ちなみに、集合は朝の 8 時でした。日曜ですが。。。
写真の順序とスケジュールの進行には若干のズレがあります。さて、まずは飾りの準備です。印にゃく神社に併設されている蔵からでか山の飾りを運び出します。さすがに数が多いですが、多くの人達の手によりサクサクと仕事が進みます。ついでにでか山の幕を干している写真、枝落しをしている写真も載せています。いよいよだなーって実感しますね。つぎはむしろ編みです。でか山を被うむしろをつなぎ合せます。神社境内、神社前駐車場、番伊さん駐車場で行われました。
上段左の写真に写っている串のようなものでむしろを縫い合せていきます。作られるむしろは全部で 4 まい。でか山左右、前面、背面のものです。総がかりで編み上げていきます。むしろを縫い合せるのに使ったのは麻糸です。全て手作業で行われます。
縫い合せられたむしろにはでか山にとりつけるための荒縄が各所にとりつけられました。こうして完成したむしろはまるめて保管されます。その大きさは、、写真の通りです。やはりでか山は大きいですね。決して人間が小さい訳ではありません。つぎは大梃子の準備です。七尾市内某所の池から大梃子を引き上げます。
ヒビ割れしないように池に沈めてあった大梃子を引き上げる作業です。さすがに人力で引き上げるのは大変なのでクレーン車を使って引き上げられました。池からあげられた大梃子は全部で 3 本でした。まずは 1 本目。意外と順調に引き上げられました。
さて、2 本目です。ちょっとばかり大物(!?)で、10 m 近くあります!どうやら重さも 1.8t はあるとのこと!ちょっと大き過ぎでは。。縦にするとでか山並ですよ。。。ついに 3 本目。ロープが片側外れていると言うアクシデントにも関らずなんとか無事救出されました。でか山の準備も着々と進んでいます。スケジュール的にも後 1 ヶ月を切りました。張り切っていきましょう!!